なぜマッサージだけではすぐ元に戻るのか?

「マッサージを受けた直後は楽になるのに、すぐ元に戻ってしまう」そんな経験がある方は多いのではないでしょうか。実際、マッサージには体をゆるめる効果があります。張っている部分が軽くなったり、動きやすさを感じたりと、その場での変化はしっかり出やすいのが特徴です。ただ、その状態が長く続かない理由はシンプルで、“体の使い方自体が変わっていないから”です。
体は日常の使い方によって作られています。例えば、長時間のデスクワークやスマホ操作など、同じ姿勢や動きのクセが積み重なることで、特定の部分に負担がかかりやすくなります。マッサージは、その負担がかかって固くなった部分を一時的にゆるめるものです。しかし、その後の生活で同じ使い方を続けていれば、また同じ場所に負担がかかり、元の状態に戻りやすくなります。
なぜそうなるのか
つまり、マッサージは「結果に対するアプローチ」であり、「原因に対するアプローチ」ではないことが多いです。ここで必要になるのが、“体の使い方を変えること”です。ピラティスでは、どこが頑張りすぎているのか、どこがうまく使えていないのかを感じながら体を動かしていきます。これにより、今まで偏っていた負担を分散し、バランスよく体を使えるようになります。
例えば、肩まわりに負担が出やすい方でも、実際には股関節や体幹がうまく使えていないことが原因になっている場合があります。ピラティスでは、そうした“本来使うべき部分”を引き出すことで、結果的に肩への負担を減らしていきます。このように体の使い方が変わってくると、そもそも同じ場所に負担がかかりにくくなります。その結果、マッサージに頼らなくても楽な状態が続きやすくなります。
もちろん、マッサージ自体はとても良いものです。リラックス効果もありますし、一時的に体をリセットするという意味では大きなメリットがあります。ただ、「その場だけで終わってしまう」と感じているのであれば、そこに“動き”の要素をプラスすることが大切です。「ゆるめる」だけでなく、「整えて使う」こと。この2つが合わさることで、体はより変わりやすくなります。
今日からできる工夫
ピラティスは、その“使い方を整える”部分を担っています。だからこそ、マッサージと組み合わせることで、より効果を感じやすくなるケースも多いです。もし「また戻る」を繰り返しているのであれば、一度体の使い方に目を向けてみてください。その視点が加わるだけで、体との向き合い方は大きく変わっていきます。










